電子線利用サービス
電子線滅菌・殺菌
電子線を利用して微生物を殺滅する放射線滅菌のひとつです。
電子線は電子加速器(装置)で人工発生させるため、放射性物質は一切使用しません。
物質を透過する電子線の性質から、複雑な形状でも梱包状態でも滅菌が可能で、しかも処理時間が圧倒的に短いという特長があります。
医療機器、 医薬品、医薬品包装容器、化粧品包装容器、クリーンルーム用品、バイオ・細胞培養・臨床検査製品、食品包装業界向け製品など、さまざまな製品に採用されています。
電子線滅菌の特長
- 物質を透過する能力があるため、最終梱包状態での滅菌が可能
- 照射線量で滅菌判定が可能(ドジメトリックリリース:無菌試験の省略が可能)
- 滅菌処理後の残留物の心配がない(残留物質の測定、保管場所並びに期間が不要)
- 滅菌処理時間が短く、連続大量処理が可能
- 温度上昇が少ない(対象品の比熱と照射線量による)
- 放射線滅菌でありながら、放射性物質を一切使用しない(安全かつクリーン)
電子線利用サービスの特長
- 電子線利用サービスの特長
- 相互バックアップ体制(BCP対策)
- 登録・業許可
- つくばセンター
-
- 医療機器製造業
- 医薬品製造業
- 動物用医療機器製造業
- 動物用医薬品製造業
- 関西センター
-
- 医療機器製造業
- FDA医療機器施設登録
- 動物用医療機器製造業
- 認証取得
- ISO9001
- ISO14001
- ISO13485
- EN ISO13485
電子線照射施設(ダイナミトロン)
建屋2階の加速器室に設置した電子加速器で電子線を発生させ、1階の照射室に向けて放出。照射室の電子線放出口直下にはカートコンベアラインを設けており、その上を 被照射物が搬送されることで照射されていきます。
- 大きな加速エネルギー(最大5MeV)
- 抜群の処理効果・処理スピード
世界最大規模の処理能力
2拠点で最大出力約300kWの能力。1MCiガンマー施設20施設分に相当。 電子線の最大の特長でもある高速処理、低価格、材質に優しいサービスを実現。