当社では創立当初より、各種加速器を用いた放射線利用技術の活用を広めるため、数々の開発や試験を繰り返してきました。
その結果、幅広い分野のお客様に、放射線を利用したさまざまなサービスを提供しています。
イオンビーム利用サービス
サイクロトロン、バンデグラフといった加速器を保有し、イオンビームを活用したさまざまなサービスを展開しています。
加速器利用技術
電子線利用サービス
電子線の持つエネルギーを活かして、医療・衛生用品などさまざまな製品の滅菌、高分子材料の特性の改善などをサポートします。 創業以来の豊富な実績のもと、各種試験から量産工程までさまざまなシーンで貢献します。
電子線滅菌・殺菌
電子線滅菌は電子線を利用して微生物を殺滅する放射線滅菌の一つです。
電子線は電子加速器(装置)により人工的に発生させるため、放射性物質はいっさい使用しません。
電子線は物質を透過するため複雑な形状や閉塞部、梱包包装状態での滅菌が可能であり、かつ処理時間が圧倒的に短いという特長があります。
照射改質(高分子材料・半導体の改質)
電子線を照射することにより、化学的作用ならびに物理的作用を引き起こし、種々の特性改善が得られます。
特長は、反応の制御性や量産性に長け、利用温度が比較的低いことです。
例えば、高分子材料へ照射することで、高分子内でのイオン化、励起、化学結合の解離によりラジカルが生成する反応を利用して、工業用途の製品に活用されています。
微生物試験
製品のバイオバーデン(汚染菌数群)を測定することは、滅菌バリデーションによる滅菌保証の重要な情報源となります。
滅菌バリデーション基準及び、各滅菌規格に定期的測定の重要性が記載されています。
理化学・生化学試験
医療機器、容器、包装材料などの溶出物試験を行います。
規格は日局プラスチック製容器基準、点眼用プラスチック容器試験、食品衛生法容器基準、各医療機器基準に対応しています。